サステナビリティファイナンス グリーンファイナンス等
本投資法人は、環境性能や社会的課題の解決を目指した資産の取得を推進するとともに、ファイナンス面においても、ESG投資に積極的な投資家層の拡大に向けた取組を行っています。この一環としてサステナビリティ適格資産やグリーン適格資産の取得、環境改善に資する改修工事に係るファイナンスにおいて、サステナビリティファイナンスやグリーンファイナンスによる調達を先進的に行っています。
サステナビリティファイナンスについて
サステナビリティファイナンスとは、発行体がサステナビリティ適格資産に要する資金を調達する為に調達する借入金・債券のことで、一般的にはICMA(国際資本市場協会)が定める原則に則って調達されます。
本投資法人のサステナビリティファイナンス・フレームワークは、株式会社日本格付研究所(JCR)により、最高位である「SU1(F)」の評価(下記URL参照)を取得しています。
URL: https://www.jcr.co.jp/greenfinance/sustainability/
サステナビリティファイナンス・フレームワーク
(1)調達資金の使途
サステナビリティファイナンスにより調達した資金は、以下の(2)に定める資産(以下「サステナビリティ適格資産」といいます。)の新規取得資金、サステナビリティ適格資産の取得に要した既往の借入金又は投資法人債の借換・償還資金に充当します。
(2)サステナビリティ適格資産
サステナビリティ適格資産は、以下の基準を満たし、本投資法人の資産運用会社であるジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社のサステナビリティ会議にて選定されたものとします。
(3)サステナビリティファイナンス上限額
サステナビリティ適格資産の直近期末帳簿価格の総額に、直近期末時点の総資産LTVを乗じて算出された負債額(以下「サステナビリティ適格負債額」といいます。)をサステナビリティファイナンスの上限額とします。
サステナビリティファイナンスに関するレポーティング
(1)資金充当状況
本投資法人のサステナビリティファイナンスに関する資金充当状況は以下の通りです。
2024年8月19日現在
サステナビリティファイナンス残高 | 2,000 百万円 |
---|
借入先 | 借入 金額 (百万円) |
利率 | 借入日 | 元本 返済期日 |
借入 期間 |
---|---|---|---|---|---|
みずほ銀行 | 2,000 | 基準金利 (全銀協3ヶ月日本円TIBOR)+0.200% |
2022年 9月30日 |
2025年 3月31日 |
2.5年 |
サステナビリティ適格資産総額 | 6,399 百万円 |
---|---|
LTV | 45.6 % |
サステナビリティ適格負債額 | 2,918 百万円 |
- 直近の期末時点の確定数値です。
サステナビリティ適格資産内訳
物件名 | 帳簿価格(百万円) |
---|---|
赤坂インターシティAIR | 6,399 |
合計 | 6,399 |
(2)レポーティング
サステナビリティ適格資産の評価
2024年8月19日現在
サステナビリティ適格資産 | DBJ Green Building認証 | CASBEE |
---|---|---|
赤坂インターシティAIR | - | S |
- 最新の評価と定義については、こちらをご覧ください。
サステナビリティ適格資産の定量的指標
期間 | サステナビリティ適格資産の数 | 賃貸可能面積(㎡) | 電力消費量(※) (MW/h) |
水使用量(※) (千㎥) |
CO2排出量(※) (t-CO2) |
---|---|---|---|---|---|
2022年4月~2023年3月 | 1 | 2,580.24 | 235 | 1.5 | 147 |
- 本投資法人がエネルギー管理権限を有している範囲に限ります。
2023年3月末時点のサステナビリティ適格資産の数値です。
グリーンファイナンスについて
グリーンファイナンスとは、発行体がグリーンプロジェクト(環境配慮型投融資案件)のために調達する借入金・債券のことで、一般的にはICMA(国際資本市場協会)が定めるグリーンボンド原則、及びLMA(ローン市場協会)が定めるグリーンローン原則に則って調達されます。
本投資法人のグリーンファイナンス・フレームワークについては、ESG評価会社であるサステイナリティクスよりセカンドパーティ・オピニオン(下記URL参照)を取得しています。
グリーンファイナンスフレームワーク
(1)グリーンファイナンスにより調達した資金の使途
グリーンファイナンスで調達した資金は、下記の適格クライテリアAを満たす資産の新規取得資金およびその借換・償還資金、並びに適格クライテリアBを満たす工事代金に充当します。
適格クライテリアA
- 但し、サステナビリティファイナンス・フレームワークに定める「サステナビリティ適格資産」を除きます。
適格クライテリアB
(2)グリーン適格資産
グリーン適格資産は、本投資法人が保有する特定資産のうち、各グリーンファイナンスの資金調達日において、過去3年以内に以下のいずれかの認証を取得済又は将来取得予定のものを指します(但し、サステナビリティ適格資産に該当するものは除きます)。
- DBJ Green Building 認証:5つ星、4つ星もしくは3つ星の評価
- CASBEE 不動産評価認証:Sランク、AランクもしくはB+ランクの評価
グリーン適格資産は、資産運用会社のサステナビリティ会議(サステナビリティへの取組を組織的に推進するために設置された、取締役等により構成される会議)において選定されます。
(3)グリーンファイナンスの調達上限額
グリーン適格資産の直近期末時点の帳簿価額総額に直近期末時点の総資産LTVを乗じた「グリーン適格負債額」に、「改修工事の総支出額」を加算した額を、グリーンファイナンスの調達上限額とします。
グリーンファイナンスに関するレポーティング
(1)資金充当状況
本投資法人のグリーンファイナンスの資金充当状況は以下の通りです。
2024年8月19日現在
グリ-ンファイナンス調達残高 | 35,060 百万円 |
---|---|
グリーンボンド | 15,800 百万円 |
グリーンローン | 19,260 百万円 |
グリーンボンド
名称 | 発行総額 (百万円) |
利率 | 発行日 | 償還期限 | 発行年限 |
---|---|---|---|---|---|
第14回無担保投資法人債 (JEIグリーンボンド) |
4,000 | 0.63% | 2018年 8月10日 |
2028年 8月10日 |
10年 |
第16回無担保投資法人債 (第2回JEIグリーンボンド) |
5,000 | 0.75% | 2020年 10月29日 |
2035年 10月29日 |
15年 |
第19回無担保投資法人債 (第3回JEIグリーンボンド) |
2,000 | 0.724% | 2024年 2月8日 |
2029年 2月8日 |
5年 |
第21回無担保投資法⼈債 (第4回JEIグリーンボンド) |
4,800 | 1.740% | 2024年 7月16日 |
2034年 7月14日 |
10年 |
グリーンローン
借入先 | 借入 金額 (百万円) |
固定/変動 区分 |
利率 | 借入日 | 元本 返済期日 |
借入 期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
みずほ銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 三井住友信託銀行 |
3,760 | 変動金利 | 基準金利 (全銀協3ヶ月日本円TIBOR)+0.33000% |
2021年 11月29日 |
2025年 11月29日 |
4年 |
みずほ銀行 三菱UFJ銀行 みずほ信託銀行 りそな銀行 |
5,750 | 変動金利 | 基準金利 (全銀協3ヶ月日本円TIBOR)+0.43000% |
2021年 12月30日 |
2029年 12月30日 |
8年 |
損害保険ジャパン | 500 | 固定金利 | 0.34000% | 2022年 11月30日 |
2027年 11月30日 |
5年 |
東京海上日動火災保険 | 500 | 固定金利 | 0.34000% | 2022年 11月30日 |
2027年 11月30日 |
5年 |
みずほ銀行 三菱UFJ銀行 みずほ信託銀行 りそな銀行 |
5,750 | 変動金利 | 基準金利 (全銀協3ヶ月日本円TIBOR)+0.37000% |
2022年 12月30日 |
2030年 1月31日 |
7.1年 |
第一生命保険 | 3,000 | 固定金利 | 1.30000% | 2023年 12月7日 |
2033年 12月7日 |
10年 |
グリーン適格資産総額 | 231,036 百万円 |
---|---|
LTV | 45.6 % |
グリーン適格負債額 | 105,352 百万円 |
- 直近の期末時点の確定数値です。
グリーン適格資産内訳
2024年8月19日現在
物件名 | 帳簿価格(百万円) |
---|---|
赤坂インターシティ | 26,379 |
浜離宮インターシティ | 16,252 |
日石横浜ビル | 21,309 |
大森ベルポートD館 | 20,278 |
武蔵小杉タワープレイス | 12,288 |
BIZCORE赤坂見附 | 6,103 |
NHK名古屋放送センタービル | 5,467 |
SE札幌ビル | 4,909 |
BIZCORE神保町 | 9,885 |
芝二丁目ビルディング | 8,947 |
興和西新橋ビル | 11,010 |
グランフロント大阪(うめきた広場・南館) | 9,599 |
グランフロント大阪(北館) | 7,633 |
川崎日進町ビルディング | 4,262 |
台場ガーデンシティビル | 8,936 |
コアシティ立川 | 5,868 |
JEI浜松町ビル | 7,886 |
BIZCORE渋谷 | 6,605 |
BIZCORE築地 | 9,781 |
マンサード代官山 | 11,024 |
興和川崎東口ビル | 10,925 |
JEI広島八丁堀ビル | 2,900 |
広島第一生命OSビルディング | 2,779 |
合計 | 231,036 |
(2)レポーティング
グリーン適格資産の評価
2024年8月19日現在
グリーン適格資産 | DBJ Green Building認証 | CASBEE |
---|---|---|
赤坂インターシティ | - | A |
浜離宮インターシティ | 住居部分 ★★★★★ オフィス部分 ★★★ |
S |
日石横浜ビル | - | S |
大森ベルポートD館 | ★★★ | - |
武蔵小杉タワープレイス | - | S |
BIZCORE赤坂見附 | - | S |
SE札幌ビル | - | A |
NHK名古屋放送センタービル | - | S |
芝二丁目ビルディング | ★★★ | S |
BIZCORE神保町 | ★★★ | - |
興和西新橋ビル | - | A |
グランフロント大阪(うめきた広場・南館) | - | 南館 S うめきた広場 A |
グランフロント大阪(北館) | - | S |
川崎日進町ビルディング | - | S |
台場ガーデンシティビル | - | S |
コアシティ立川 | - | S |
JEI浜松町ビル | - | A |
BIZCORE渋谷 | - | S |
BIZCORE築地 | - | S |
マンサード代官山 | ★★ | S |
興和川崎東口ビル | - | S |
JEI広島八丁堀ビル | ★ | S |
広島第一生命OSビルディング | - | A |
- 最新の評価と定義については、こちらをご覧ください。
グリーン適格資産の定量的指標
期間 | グリーン適格 資産の数 |
賃貸可能面積 (㎡) |
電力消費量(※) (MW/h) |
水使用量(※) (千㎥) |
CO2排出量(※) (t-CO2) |
---|---|---|---|---|---|
2022年4月~2023年3月 | 14 | 198,966.77 | 37,484 | 161.3 | 10,255 |
- 本投資法人がエネルギー管理権限を有している範囲に限ります。
2023年3月末時点のグリーン適格資産の数値です。